聴くコーギ
【聴くコーギ】という企画を2/25(水)秋田市文化創造館1階で開催しました。
ご来場いただいた皆様、および心に留めておいてくださった皆様ありがとうございました。
毎週水曜日18時から無料で1スペースを一時間借りれる「カタルバー」という企画の中で実施しました。
ポッドキャストでも振り返りをしました!
あらためてどういう企画かを説明しますと、コーギ、というのは抗議活動のコーギです。抗議活動というとプラカードを持って声をあげたり、デモに参加したりというイメージだと思うんですが、もっと日常的な、ハードルの低い抗議があってもいいんじゃないか?という想いで発案しました。
聴く、ということで今回のテーマである「戦争に加担することに抗議」要するに自分にとっての反戦歌を集まったみなさんで紹介しあいながら、ちょっとお話してみようという主旨です。
【やりかた】
1.リクエスト用紙を配布、紹介したい曲がある方はこれに記入してもらう。
2.アップルミュージックに存在するものであれば、音源をワンコーラスその場で流す。
3.流した後で、選んだ理由をちょっとだけ話していただいたり、他の人の感想もあれば共有。
それだけのことを1時間やって終わり。お話会には付きものの「自己紹介」とか「全体での感想共有」も無し。音楽を聴いて、その間に今回のテーマである「戦争に加担することに抗議」という意思をちょっとでも感じて帰っていただければ大成功!
最初は全員で6名(わたし含め)やっているうちに増えて11名?でフィニッシュ。さまざまな世代の、ジャンルの、いろんな曲が聴けました。
プレイリストも公開しました。過去に「わたしたちのANTI-WAR songs」として#SP_RING_2023という展示のなかで開催した企画で選んだものを最初に入れて、追加で増やしていった形です。
参加者の方からもらったリクエストは
- BGM 思い出野郎Aチーム
- Milliardat DAM
- ザ☆ピ~ス モーニング娘。
- ぼくの好きな先生 RCサクセション
- 花はどこへ行った Pater,Paul&Mary
- Not So Different Ai
- 平和に生きる権利 ソウル・フラワー・ユニオン
- TSUBASA Awich feat.Yomi Jah
私が今回流したのは「お菓子と娘(Cocco)」と「拝啓、ジョンレノン(真心ブラザーズ)」でした。どちらもいわゆる反戦歌ではないけど、自分にとっては反戦歌という例として流しました。
オンラインとオフラインで読書会をやられている方や、以前一緒に読書会をやったお友達、東京上野でやった展示などにも顔を出してくれる方だったり、別のイベントで知り合った方など、いろんな人がきてくれました。
以下、わたしが紹介した曲です。メモとYouTube動画を掲載しておきます。
【拝啓、ジョンレノン】真心ブラザーズ
バカな平和主義者!夢想家!現実観てない人!
と、ひどい言われようのジョンレノン。
でも「そんなレノンと自分は変わらない」同じ気持ちでいたいんだという歌。アーティストとして、という意味なんだろうけど、それにかぎらないなと感じる。影響力があるとかないとか、まじで関係ない!ひと1人分の力を信じないと、こんな活動やってらんない。
【お菓子と娘】Cocco
沖縄戦で戦場に駆り出された、ひめゆり学徒隊。そのなかで親泊(おやどまり)先生が子供たちを励まそうとして歌ったといわれる曲。
休憩時間、私たちが狭い壕の中で膝をかかえ、ぴったり寄り添ってすわっていると、突然、きれいなアルトの歌声が聞こえてきました。
親泊先生の歌声でした。「お菓子の好きなパリ娘 二人そろえばいそいそと 角の菓子屋へボンジュール」歌が終わると、じっと聞き入っていた生徒たちの中からいっせいに拍手が起こりました。
落ち込んでゆく生徒たちの気持ちを少しでも引き立てようとする親泊先生のあたたかい思いやりが生徒たちの胸の内側にしみじみと伝わっていくようでした。宮城喜久子『ひめゆりの少女・十六歳の戦場』より
【失敗の歴史】マヒトゥ・ザ・ピーポー(イベントでは紹介する時間がなかった)
失敗の歴史、と聞いて思い出すのは憲法。
憲法学者の木村草太さん曰く「憲法とは過去に国家がしでかした失敗リスト」。高市さんの「国の理想を物語るもの」とはニュアンスが近いようで違う。さらにいえば憲法は「この国の権力者を縛るもの」です。それを変えて、戦争の準備を進めていこう、ないし加担を進めていこうという姿勢は批判されてしかるべきでしょう。選挙でもほとんど言ってなかったよ……?
わたしは安倍政権がコロナ禍に布マスクを配ったことも一生根に持って怒り続けてるのですが、高市首相がトランプをノーベル平和賞に推薦したこともこの先一生覚えておこうと思う出来事でした。「自分がいまどんな国に生きているのか」をまざまざと見せつけてくれた出来事ふたつ。
聴くコーギ。こんな形で「抗議活動」といえるか?は微妙なところですが主催者がそう言っているので、どうか抗議としてください。
なので参加した皆様におかれましては、「こないだ抗議行ってきた!」と話していただいて大丈夫です。みんなでいろんな音楽を聴いた、反戦について話をした、気持ちをふわっと共有できた……それを「抗議した」と言い切ってみてください。
そのために今回の会はありました。
……と、2026年3月2日にこの記事を書いています。
いま報道されている出来事をみると、反戦、戦争に加担しない!ということを訴えるイベントがはたしていつまでできることやら……と思わざるをえません。
ただそれでも、「お花畑」「ママ戦争とめてこいよ」「ペンライトをオタク文化から奪うな」なんていうくだらない声をぶっ潰して、みんなで抗っていきたい。
冷笑は無視するのでなく、笑うなとマジレスすること。高市政権おかしいよねと誰かに話すような、小さいことから積み上げていくこと。
それを己に課していきたい。
生活はやせほそっていき、過剰な言葉だけが空中を飛び交い、気軽に音楽もきけなくなる……そんな未来が近づいてくるのを感じています。
Beautiful loser
僕ら失敗の歴史だったの?
ゆらゆらゆらとさ間違えて
でもできるだけ 綺麗な約束をして
探してたんだよ永遠のことを
それも君は
忘れないで
【失敗の歴史】

