【その1】存在しないアイドルについて

堀内しるしです。

私はこれまで4冊のZINEをつくってきました。

ZINE……個人や少人数が自由なテーマで制作する自主出版の小冊子。ホチキスで留めた簡単なものから凝った装丁のものまで自由な形式でつくられる。

ホラー好きが高じて生まれた【ホラー偏愛主義】は、多くの人が観たことがないであろうホラー映画について書いたZINE。時事ネタをからめた見開き1ページで完結するショートストーリー集【ミヒラキジジ】なんてのもあります。それから「存在しないシリーズ」として製作した【存在しない名台詞】(架空のドラマや映画の名台詞集)や、【存在しない名曲たち】(失踪した音楽ライターの叔父が残したノートにまつわる物語)。

くわしくはBASEのお店をご参照ください。ぜんぶ手作業で製本しています!
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そして今回作成したのは「存在しないアイドル」ZINEです。

発端はtrunkの岩瀬海さんと、次はどんな<存在しないシリーズ>にしようか?などと話していた時に「アイドルいいんじゃないですか?」と言われたことでした。アイドル文化にはそこまで詳しくないのですが、AKBやももクロが最盛期を迎えていた時代の事なら少しはわかるかなと思い、そこからイメージをふくらませていきました。

形式は【存在しない名曲たち】と同じく、基本的には歌詞+エピソードという構成に決めました(なぜか私には昔から歌詞を書きたいという欲望があります)

メモを振り返ると、今年の5月から歌詞づくりを開始してました。
その後、11/26から東京藝大上野キャンパスで開催されるtrunk主催の展覧会「例えば(天気の話をするように痛みについて話せれば)」がきまり、その締切を目指して本格的に作成をスタートさせました。締め切りがあるというのはありがたいものです。

そしてそして……11/1、ついに入稿が完了しました!
いままで家のプリンターで印刷・製本していたのを今回初めて業者に発注。どう仕上がるのが期待と不安でいっぱいです。

HPの投稿ページをしばらく放置していたので、ここに記録を残していきたいと思います。

ちょっと前から自分の創作するものの進捗(過程)をなるべく文字で残すように心がけるようになりました。基本的にはiPhoneのメモに日記感覚でどこまで進んだかを書くという感じです。モノづくりのドキュメンタリーとか映画のメイキング映像集とかすごく好きなのもあって(現代において多くのレアな映画が配信になったのは喜ばしいことですが、かなしいのは特典映像が観れないことですね)いい大人が「ヘンなもの」を全力でつくっている様を楽しんでいただければと思います。
あるいは、これからZINEをつくろうと思っている人の参考になれば幸いです。たのしいですよ!

ちょっとずつ書いていきたいと思います。

よろしければお付き合いください。

北野胡夏が路上でパフォーマンスしていた時に使っていたスケッチブック。結局ZINEでは使わなかった。。。

ペンライト。生まれて初めて使った。
思ったよりも光るのでびっくり。ライムグリーンがイメージカラーなのでこの色にしたけれど、ZINEの本文ページはモノクロにしてしまったのでこの写真もまた使わなかった。。。

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