生活保護障害者加算過支給返還問題

SHIRU-SEE(しるしー)は、
堀内しるしがはじめた配信番組です。

コンセプトは「くらいつぶやきを拾う」。
秋田をふくむ地方都市で生きる人々の、
まだ声になっていない声を拾い上げて発信していく配信です。

trunkというコレクティブのなかで企画し
収録した番組を放送することもあります。

今回配信したのは「生活保護障害者加算過支給返還問題」!

SHIRU-SEE(しるしー)は、 堀内しるしがはじめた配信番組です。 コンセプトは「くらいつぶやきを拾う」。 秋田をふくむ地方都市で生きる人々の、 まだ声になっていない…



詳しい内容に関しては上記のYoutube配信やPodcast、三浦美和子記者のサイトをご覧いただければと思います。
https://www.media-akita.jp/

秋田県秋田市が1995年から28年にわたり、生活保護の「障害者加算」を誤って過大に支給し、対象者に過支給分の返還を求めていることが判明した。

これまでに過支給した世帯数や総額はまだ不明。秋田市は過支給が把握できた38世帯に対し、時効が適用されない過去5年分の過支給額を返還するよう求めている。突然、多額の返還を求められた受給者からは「貯金もない状態で、払えるわけがない」との声が上がる。

秋田市によると、過支給のミスは会計検査院による5月の検査で発覚した。

市はそれまで精神障害者保健福祉手帳(精神障害者手帳)の2級以上を有する生活保護受給者に対し、障害者加算を一律に支給していた。だが、会計検査院の指摘で「精神障害者手帳2級以上をもつ人のうち、障害基礎年金の受給権がある人」は本来、対象外だと分かった。

障害者加算の認定については、厚生労働省が1995年、各都道府県や中核市などに文書で通知していたが、市は何らかの理由で見落としたまま、28年にわたり支給業務を行っていたとみられる。

配信の中でもお話しましたが、わたしとしてはまずはこの件について知ってほしい、と思います。
テレビのニュースでも報道されましたが、もっともっと知られてほしい。
これはおかしいと、SNSで書いたり、なんでもいいので行動をしてもらえたらうれしいです。

それから、配信の中で話した当事者だけの問題ではないという話。
たとえば、生活保護は生活に困った人を助けるセーフティネットです。
いまこの制度を使う必要が全くない人でも、これがあった方が安心じゃないでしょうか?
誰もがいま、そんなに安定した仕事についてますか? 誰もが自分の暮らしを成り立たせるので精一杯だと思います。実際、私もそうです。
ただそこで、「だから生活保護を使って暮らしている人は許せん」ではなく「いつか自分も使うかもしれない」と考えて、そういう社会をつくっていきたい。

秋田では今年、豪雨災害がありました。床下浸水だったり車が潰れたり、大変な家庭が多いのではないでしょうか。災害についてさらにいうと、日本はそもそも地震大国です。原発もあります。予期せぬことがどんどん起きていきます。こんな物価高、消費税率10パー、コロナ。10年前に誰が予想できたでしょうか。

自己責任論が蔓延したいまの社会では、なんだか「めちゃくちゃ努力すれば誰もが普通の生活を営める」ような幻想めいた言説が幅をきかせてる気がします。それは裏を返せば「生活を維持できないのはめちゃくちゃ努力してないから」ということになるでしょう。

でも、災害が起きて、怪我や障害を負ってしまった。めちゃくちゃ働いている過程で鬱病などの精神疾患に悩まされるようになってしまった。それすら自己責任ですか? こんなに予想できないことばかり起こるのに。

そうだ!それすら自己責任だ!
……という人はもう、そういう世界で生きていくしかないと思うんですが(かなりきつそうですが)、少なくとも私はそんな世界はごめんです。

今回配信の中でみてきたように、生活保護は憲法25条の生存権を補償するための制度です。
なのに、結果的に役所のミスで生活保護で保障されている以下の生活を強いることになるかもしれないというのは、つまり「25条がただの建前」になるか、どうかが問われているのだと思います。そういう意味で、当事者だけの問題ではないと私は感じています。

今後も配信のなかで伝えていきたいと思っています。

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