Buckets of Rain【年度末です個人編】
個人として、今年度できたこと。
- ZINEを2冊作り、販売のBASEを設定。
https://shirushino.base.shop - 個人HPを作成(このページ)。
- 配信をほぼ週1ペースで継続。当初の計画通りの企画(ミソジニーシリーズ)もできた。
正直もっといろんなことをやりたかったけれども、仕事上でのアレコレが重なって消化不良になってしまいました。まあ仕方ない。
仕事と仕事以外を特に区別しているわけではありませんが、どうしても本業(もうどっちが本業かわからなくなってきましたが)の方のストレスが過多になってしまうと、休みの日にヘロヘロになって動けなくなる。心の健康だけはキープしていかねばとつねづね思います。一度ぶっこわれただけに。
「とにかく手を動かすことだ」と言っていたのは、最近亡くなってしまった宮沢章夫さんで。
ほんとうにその通りだと思う。なかなかできないし、忘れがちだけれど。
そういえば、学生の頃は◯◯家と名乗る人は「毎日それをしている人」だと思っていました。これも何かの本か雑誌の記事の受け売りだったかもしれません。
だから勉強家は毎日勉強している人だし、漫画家は漫画を毎日描いている人、小説家は毎日小説を書いている人。
「書いている人」であって「小説について毎日考えている人」ではダメなのだ……!と勝手に思って、自分を追い詰めていました。実際その頃は小説家になりたくて、どんなに疲れていても一行でもいいから何か書いてから寝るという生活をしていた記憶があります。
いまはそこまで厳密に考えているわけではありませんが、つまるところ「手を動かす」のがやはり大事なのだなと思います。
trunkがらみのお話会や配信のおかげで例年以上に本を読んだり学習する意欲がわき、その点は充実していました。
助産師の平野絵里さんゲストのお話会は「リプロダクティブ・ヘルス」や「アフターピル」「緊急避妊薬」の問題について勉強するきっかけになったし、書籍「トランスジェンダー問題」に関する勉強会では、(知識/理解はまだまだ追いついていないが)久しぶりに一つの本にじっくりと向きあえました。
月毎のtrunkミーティングでも、それぞれ限られた時間の中で協力して計画を進められたように思います。いやー、あらためて感謝。大学院生で研究や製作をしながら別の活動もできるなんて、すごいバイタリティー。勿論、学生でないまりりんと中島さんもスケジュールをやりくりして活動に積極的に参加してくれました。一人じゃ決してできないことができた。
「近い価値観/同様の問題意識を持った人間で集まって活動する」ということの「当たり前じゃなさ」について、最近よく考えます。
社会に対して何らかの想いを抱き、それを交流会だったり展覧会だったりと、実際のアクションにつなげている人というのがそもそも稀です。そこでさらにたまたま知り合えたというのも相当な確率だったんだなと振り返って思います(加えて、この短い活動期間で学んだたことは、どれだけ「近い価値観/同様の問題意識」があっても一緒に活動できない人もいるということ)
だからこそ、改めていまtrunkとして企画を進められていること。
それ自体が「当たり前」じゃないのだと、しっかりと肝に銘じたい。そして、やっぱり敬意を忘れずにいたい。
今後どういう形になるかわかりませんが、いまできることを精一杯続けていきます。
人生は悲しい
Bob Dylan – Buckets Of Rain
人生は儚い
君ができる事は、君がやらなきゃいけないことさ
やらなきゃいけない事をやるのさ、そしたら上手くやれる


