きみたちは賢い。

シルベスターとシーフォ。
ドメイン名にもなっている我が家の猫である。

https://note.com/tezukami/n/na164f3632f1d
https://note.com/tezukami/n/n927dcc70a361

※漫画(堀内テヅカミ/手塚屋)

二匹には自動給餌機でゴハンを与えている。

円形のルンバのような見た目のマシンで、あらかじめ6食分入れて蓋は一箇所だけ開いた状態。
設定した時間が来るとトレイが回り、開いたところのゴハンが給餌される仕組みである。

シル(シルベスター)は、その機械の「蓋」を、手でこじ開けようとする。
というか、こじ開けてしまう。それはもうすごい執念で蓋を押さえつけているロックを手で開けてしまう。
1日分のゴハンが入っていることなど百も承知なのだ。

じつにおそろしい猫である。

給餌機は二匹分あって、シルのは押入れの中に設置している。
シーフォーが(これがまた別の大問題なのだが)すごく食いしん坊で、シルの分も隙あらば食べようとするのだ。
それはもう猛烈な勢いで自分の分を噛まずに食べ終え、どけとばかりに食事中のシルのトレイに鼻先を押し込んで横取りしていたこともある。
だから、小さいシーフォーが飛び乗れない押入れの上部に置いてあったのだ。

しかし、そこでまた別の問題が起きた。
シルが蓋をこじ開けようとして、開けられない場合に、給餌機ごと「落とす」ようになった。
いっそ落とすことで蓋を開けようとする。
これはいけない。ぶっ壊れてもいいが(よくないが)下にシーフォーがいたら危険だ。

ということで、給餌機を買い替えた。
蓋はロックボタンを指で押し込んで解除しないと開けられない代物。ちょっと高い。
それを今度は床に置いた。
シーフォーの給餌機とは距離をとっている。シルの分をとらなければいいが……いちかばちかである。

今日もシルは、その開かない蓋のヘリをカリカリ爪でいじっている。
時間がくれば給餌されるのだが、どうしても待てないらしい。
食事をするテーブルに乗って、ワタシにパンチしてくることもある。

おそろしい猫だ。

そして、
きみたちはとっても賢い。


賢いよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です