映画上映会について①


今回、映画上映会を思い立ったのは、5月。
【私たちのANTI-WAR SONGS】という公開収録を秋田公立美大で実施したのがきっかけでした。
私とtrunkメンバーの中島さん、海さんと一緒に、「個人的に反戦歌だと思う曲」を選曲・解説して、音源を流すという企画。 展示「#SP_RING_2023」の期間中にアトリエももさだのスペースをお借りして実施しました。

この時、Coccoの「お菓子と娘」を私はリストに入れました。
この曲は元々、ひめゆり学徒隊を引率した親泊さんという方が少女たちを励ますために歌ったといわれています。

https://himeyuri-and-hawaii.com/chapter2/p1/

私がこの曲を知ったのは、是枝裕和監督のドキュメンタリー「大丈夫であるように。~ Cocco終らない旅」のなかのライブ映像でした。
多くの人が知る通り、Coccoは沖縄出身のアーティストです。負担を押し付けられている沖縄の人々に言及する場面も映画のなかにはあります。
そのCoccoがナレーションを務めていたのが「戦場ぬ止み」(三上智恵監督)。

東京にいた頃、私は三上監督の映画と出会っています。
ポレポレ東中野というミニシアター好きなら誰しも知っている映画館で、噂を聞きつけて観たのが監督デビュー作の「標的の村」。 感想はどんな言葉で書いても陳腐になってしまうので難しいのですが、私が政治や社会問題に興味を持ち、活動を続けているのはあきらかに三上監督の作品の影響です。そのくらい、当時衝撃を受けました。

標的の村 予告編

そんなこんなで、今回改めて三上監督のことを調べていると 新作映画製作のためのスピンオフ作品を、なんと無料で全国に貸し出しているとの情報が目に飛び込んできました。

これはやるしかない、と即座に思いました。
学生だった当時、東中野の映画館でスクリーンを見つめて泣いていた自分。 そんな自分に「何も知らなかったくせに泣くな」「何もやらないくせに、できないくせに泣くな」と思っていました。都合の良い涙を流すな、と。
だいぶ時間は経ってしまってますが、何かできるかもしれない。少しでも力になれるかもしれない。 そう思って、今回この企画をスタートしました。

すぐに賛同・協力してくれたtrunkのメンバーにも感謝しています。
私自身、映画を観るのがとても楽しみです。

【申し込みフォーム】
https://docs.google.com/forms/d/1enliWc57XSVQjpR4Yjh-eljKWZMf16bHm5B2_fDcKgQ/viewform?edit_requested=true&fbzx=-6541044183746104153&fbclid=IwAR3mL_NYJQkITqpUM6Kqb30BFz3eOsz2rFE_hN1Z9_R2iYoX2j9sZY2hn5U

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